まず最初の1か月は、外側の出来事に振り回される状態から抜け出し、
「内側に軸を持つ」ための基礎力を育てていきます。
スピリチュアルの入り口として最も重要な期間です。
STEP1-1: 被害者意識から抜ける(Victim Consciousnessを超える)
Michael Beckwith のコンセプトを中心に「なぜ自分ばかり」「環境のせい」と感じる“被害者的な意識”の状態を理解し、そこから抜け出すことが最初のステップを取り組みます。
大部分の人間はこの段階にとどまり人生を終えます。人間は外側の環境に左右されて生きています。
これは外側に自分の意識や注意が行き過ぎて、外側にコントールされている状態です。
つまり、今苦しい理由や、人生が上手くいかない理由のひとつは: 外側の出来事に原因があると思い過ぎる分、外側に左右される→ 自分で自分の生活や人生のコントロールができなくなる。 → 自分の力で自分の人生を変えて行けなくなる。
この様に第1週目は、ご自分の今の生活をみつめ、どの様に「気づかないうちに、“自分の人生を自分で動かす力”を手放してしまっているか」を、分析していきます。外側の出来事や人に心の主導権を奪われている状態から出る、自分のなりの方法を共に考えて行きます。
STEP1-2: 主体性を取り戻す(By Me のステージへ)
次に、自分の人生を自分で創っていく感覚を取り戻します。自分が成長する事で、自分の環境も変化し、置かれた状況も改善する。そんな成長中心のモデルを、世界的な権威の知見から学び、自分の生活に応用していきます。(Dr. Srikumar Rao)
ニール・ドナルド・ウォルシュの『神との対話』の教えを取り入れ、「恐れではなく愛を選ぶ」ワークを通して、
現実を自分の意志で動かせる力を取り戻していきます。
自分の軸が立ち上がることで、心がブレにくくなり、「問題に対する反応」から「創造的な選択」へと変化します。
ケン・ウィルバーの意識理論をもとに、「主と客(自分と世界)」を分けて見ていた心の構造を紐解き、自分の内側のエネルギーが現実をつくっていることに気づきます。
思考や感情のパターンを観察することで、これまでの悩みの根本原因がはっきりしていきます
STEP1-3:流れに委ねる(Through Me の感覚へ)
ここでは、コントロールを手放し、“自分を通して何かが流れてくる”という感覚を体験します。
マイケル・ベックウィスの教えをもとに、抵抗をやめ、宇宙の流れと共に生きることを実践します。
「起こることすべてに意味がある」と感じられるようになり、努力よりも調和の中で自然に物事が動いていく体験が増えていきます。
STEP1-4:一体感と愛の実践(As Me の意識へ)
最終段階では、「私」と「世界」の境界がやわらぎ、“すべてはひとつ”という一体感を体験していきます。村田メソッドではこれを「湧現(ゆうげん)」と呼び、静けさの中に愛が満ちる感覚を育てていきます。自分を責めることなく、すべての体験に感謝が生まれ、“愛そのものとして生きる”段階へと移行します。
2か月目は、内側に築いた基礎をもとに、愛と調和を日常の中で実践していく期間です。
外側の出来事に左右されず、自分の中の静けさに戻る練習をします。
「こうなるべき」という思考から自由になり、自然な流れに委ねる力が育ちます。
人間関係や仕事の悩みが変化していくのを実感しながら、“本当に大切なもの”が何かを理解できるようになります。
最後の1か月は、これまでの気づきと変化を日常の中に定着させる段階です。
ここでは「理解」から「実践」へ、そして「体現」へと移行していきます。
意識の変化を生活の中でどう活かすかを明確にします。
瞑想・内観・行動を通して、愛の選択を習慣化します。
これまでの自分のストーリーを超え、“今ここ”から新しい生き方をデザインしていきます。