目標病・チャレンジ病 いつまでも目的を追い求める病
< 目標病・チャレンジ いつまでも目的を追い求める病 >
何か目標を持って、主体的に積極的に生きることが、生き生きした理想的な生き方だと思われていることが多いが、
どんなにすごい目標を定め、それを達成できたとしても
あなたの中に、満足出来るようなマインドセットがなければ、
いつまでも、幸せにはなれず、また新しい目標を追いかけるだけ。
考えてみて下さい。
人間の生活は、目的が次々に出てきて、一つを到達しては、
またすぐ次に移って行きます。
だから、目標達成と同じぐらい、自分の内面での満足する事も大切なのです。
素晴な人間関係に囲まれ、素晴らしい職場で、たくさんの業績を達成しても、
素晴らしい結婚生活をし、いくらお金に恵まれて、素敵な家族に恵まれても。。。
それで、満足できるかとはどうかは、別の事。
どんなに素晴らしい事があなたに起こっても、満足できなければ、幸せになれないのです。
満足出来るようになるマインドセット、内面的な環境が自分になければ、
いつまでも、目標を追いかけるだけ。
現代生活は、目標病にかかっています。
自分の中に常にある不足感を隠す、もしくはそこに触れないように、外側を改善する為に、
次から次へと、新しいことにチャレンジする、何か新しいことにトライする。
でもいくらチャレンジしても、満足せず、幸せを感じなければ、充実した人生にはなりません。
自分の内面を改善することなしに、チャレンジし続けても、
自分の外側の状況を改善する事に集中し、終わりのないループにはまってしまい、
チャレンジに依存してしまい、それでは「チャレンジ病」という事です。
理想としては、その逆です。
特別に何かしないでも、すでに満足している。
不足感を穴埋めするのではなく、何かしないでもかなりの程度満足できる。
そこから、目的にチャレンジする。
こういう生き方が大切です。
目標やチャレンジすることに依存する様な生き方は、表面的には華やかでも、長続きはしない。
内面的な成長や喜び、そのために、目標・チャレンジがあるのです。