自己肯定感 嫌いな自分を好きなる? 理由なんていらない
<自己肯定感: 嫌いな自分をどうやって好きになれるのか? 理由なんていらない>
~ 自己受容 自分の都合で自分を好きになったり嫌いになったりしてはいけない
~ 無条件の愛 理由がなくても愛してよい、理由が必要のない愛
自己肯定感とは簡単に言えば、「どんな自分にもOKを出せる」事。
嫌いな自分、自分のネガティブな面も、「あるがままに認める」ことです。
でも人間は、欠点やマイナス面を沢山持っていますから、それにもかかわらず、
その上でまだ、「自分を肯定的に考えられる」「自分の事が好きである」とは、
どういう事かを、ここでは少し考えてみたいと思います。
普通の感覚で言えば、
自分は恥ずかしくて人に話せないようなマイナスな面をもっている ⇒ だから自分を好きになれない
弱くてどうしようもない自分が存在する ⇒ そんな自分は受け入れられない
昔に自分が犯した間違えや過失もある(ひどい場合は犯罪など) ⇒ そんな自分を、そもそも好きになるべきなのか?
と、そう考えても、決して不思議ではありません。
でも決して自己肯定感の本は「自分の欠点を無視しろ、自分のおかした過ちを過ちだと認めるな」と言っているのではないのです。
ですからこのあたり、勘違いしやすいことろ。
そもそも、自分の欠点や過去の過ちに、いつか向き合わなければ、結局そんな自分は大好きにはなれないものです。
だからいずれは「自分の欠点や過去の過ちには、きちんと向き合あう必要がある」と思いますが、
この辺り本には、あまり自己肯定感関係の本には書いていないですが、
「自分の欠点を受け入れる事」は、欠点や間違いを無視する事ではなく、
自分の欠点やマイナス面を素直に認めることも含めての、「あるがままに認める」です。
(ただし、欠点や自分のマイナス面に向き合うのには、適切なタイミングがあります。)
それにしても、「欠点を沢山持っている自分」を「好き」になるってどういう事でしょうか?
ここで一番のポイントになる点は、「自分に様々な欠点がある事」と、「自分が自分を好きであること」は、
どんな時にも、同じ土俵で考えてはならない、別次元の事だという点です。
ここは、いくら強調しても足りないぐらい大切です。
自分を好きになれない時、なかなか自己肯定感が上がらない時には、
A「自分の欠点・失敗」と、
B「自分が自分を大好きであること」は、
結びつけてはいけない、AとBは関係がない、「全く別の事だ」と理解すべきなのです。
なぜならば、自分自身とは、あなたにとって、とてつもなく尊い存在だからです。
自分の状態がどんなであろうとも、一方的に愛する価値があるという事。
そんなとてつもない尊い存在を、あなたの都合で、嫌いになったり時々好きになったりしてはいけないのです。
自分の状態がどんなにひどくても、好きにならなければならない。
これを、無条件の愛と言います。
無条件の愛とは、言ってみれば、「一方的な愛」の事です。
自分とはどんな時にもどんな状態でも、好きにならなくてはいけないという、
そもそも、そのような大切な尊い存在だからです。
そうは言っても、「欠点だらけの、情けない自分を好きになる理由が見つからない。。。。。」
と、そう考えるかもしれません。
しかし、理由が必要のない愛が、自分への愛、無条件の愛です。
だから、理由を探さない。これが大切です。
自分を好きになる理由が一つもなくっても、自分を受け入れ・大切にする必要がある。
自分を好きになる理由があるかないかなんて、そんなことは全くどうでもよいのです。
いや、理由がないと思えるような時にこそ、自分を理由なしで、大好きになってあげる時です。
そんな時こそ、あなたは、あなたを応援する必要があります。
苦しい時に理由探しに入ると、さらに自己肯定感を下げ、自分をさらに苦しめます。
この本はとても参考になりました~ :