人間関係リセット症候群
人間関係に疲れて、人間関係をリセットしたい。
そんな「人間関係リセット症候群」が最近は話題になっている。
転職をくり返したり、突然SNSを削除したり、LINEの連絡を急に止めてしまったりなど、
人間関係リセット症候群についてのネット記事を、目にする機会が多い。
「ゴーギャンコンプレックス」という、全てを新たにやり直したいというコンセプトもこれに近い。
海外移住や留学への憧れなど、新しい環境や新しい人間関係への渇望は、
どんな人でも必ず持っているので、
人間関係リセット症候群につながる、内面の飢えや渇きは、
どんな人の中にも埋め込まれていると言える。
特にアダルトチルドレン・インナーチャイルド・愛着障害だと、
ネガティブ思考的で、人間関係で疲れやすく、自分に自信がないので
リセットしたい要求が強まるのは、容易に想像できる。
でももし新たな環境において、人間関係を「リセット」しても、
自分の中の感じ方のパターンを変えないと、
同じ苦しみにやがて出会う。
新しい環境も、やがて色あせる。
新しい人間関係や新しいSNSアカウントも、すぐに色あせる。
色あせて、内側の自分の持っている感じ方の傾向や思考のパターンが、
再び浸透し、声を上げ始める。
だって、たとえ新しい場所で、新しいSNSをはじめようとも、自分は同じ人間であるからだ。
だから突然人間関係をリセットするよりも
➡ 自分が自分自身から解放されることが大切。
急にリセットしたい傾向がある人こそ、
自分自身の感じ方のパターンや、自分の考え方の傾向から、解放される事が肝心。
環境をリセットするより、自分の内側の環境をリセットする!