🌸愛を流す哲学④:愛を流す実践法 — 日常でできる5つの習慣

💫 難しく考えなくていい。 ただ、自分に“好き”を流していく

前回まででお話したのは、
もともとこの宇宙に存在している“永遠の愛の流れ”でした。


それはすべてを包み込む大きな流れで、
私たちは本来、その中に生きています。

でも――そんな難しいことを考える必要はありません

ぜひ簡単に考えて下さい。

いちばん大切なのは、「自分に“好き”を流していくこと」 

それだけです。

しかもそれは、深遠な愛でなくてもいい

表面の好きでOK!


たとえ表面的な“好き”であっても、「好き」には、何の違いもありません。

自分に心の中で言ってみましょう。

自分に自分が「好き」流せば、その「好き」を自分は感じることは出来る。

なぜなら、自分自身が流したのであるからです。

自分が自分に流したので、自分はそれを体験できる。

とてもシンプルです。

自分への愛は「自分への感情の質」よりも「流すという意志」から始まる

小さな“好き”を段々と動かすことが、
あなたを再び“愛の流れ”の中へ戻していくのです。

表面の“好き”でも構わない
その“好き”を少しずつ流していけば、
やがて心の中で“好き”が増えていきます。

“好き”になってから愛するのではなく、
愛するうちに“好き”が自然に戻ってくる。
――順番が逆なのです。

愛は、個人的な感情の結果ではなく、存在の大前提
“好き”を流すことは、すでに愛を生きはじめているということなのです。

💫 「理解」から「実践」へ

頭で理解しても、
日常の中で思い出せなければ、愛はすぐに“抽象的な概念”に終わってしまう。

そこで今回は、
“愛を流す”ことを、今日からできる5つの小さな習慣として形にしてみましょう。
どれも、静かで、さりげなくて、けれど深く効くものばかりです。


🌷習慣①|朝の「一滴の愛」を自分に

朝、目が覚めたら、まずほんの数秒だけ、
自分の胸に手を当てて、静かに呼吸してみてください。

まだ誰とも話していない時間、
空気がやわらかいその瞬間に、心の中でこうつぶやきます。


たった3秒でいいので、自分に心の中で言ってみましょう。

「大丈夫、私はここにいるよ」
「私は、あなたを愛してるよ」

「失敗しても、大好きだよ」

「欠点があっても、絶対に見捨てないよ」

声に出さなくてもかまいません。

そして、暖かい気持ちを自分に流してみましょう

やさしい波動、安心できる、安らかな波動を自分に流してみて下さい。

愛とは、安心のことです。

愛があると、自然と安心できます。


一瞬だけでも、自分の中の“愛の流れ”を段々と起動させて行くことができます。
その日一日が、静かに変わっていくのを感じるかもしれません。

嫌いな自分に対しても、暖かい気持ちを流すことは必ずできます


🌿習慣②|感情が乱れたら、「閉じない」選択を

怒りや悲しみ、不安に包まれた時、
私たちは無意識に自分の心を閉じてしまう傾向があります。

その瞬間こそ、そっとつぶやいてください。

「今は自分を閉じない。いま、この感情にも愛を流す。」

そして、自分に暖かい気持ちを自分に流してみましょう

感情を無理に変える必要はありません。


不安なあなたこそ、あなたからの愛が必要です。不安な気持ちも、愛されたいのです。

自分の事が受け入れられない状態でも、その自分へ愛を流せばいいだけです

愛に対しては「閉じない」と選ぶと効果が分かりやすくなると思います。

愛に開かれることを選択しましょう。

🌼習慣③|夜の「小さな感謝ノート」

夜、眠る前。
ほんの3分だけ、心を静めて、
今日一日を思い返してみましょう。

頭の中で浮かんだ出来事の中から、
“ほんの小さな良かったこと”を3つ書き出してみます。

・朝、コーヒーの香りが心地よかった
・同僚の何気ない一言に救われた
・今日も無事に家に帰ってこられた

たったこれだけでも十分です。

大きな成功でなくていい。
“うまくいかなかった一日の中にも、
小さな「ありがとう」は必ず隠れています。”


ペンを持つ手がゆっくり動くと、
その小さな感謝が心に“灯”のようにともっていきます。

人は、一日の終わりに「足りないこと」ばかりを思い出しがちです。
でも、ほんの少し視点を変えるだけで、
愛を受け取る練習が始まります。

感謝とは、外にある幸せを探す行為ではなく、
すでに与えられていた愛に気づくこと。
気づいた瞬間、愛の流れがあなたの内側で再び動き出します。


💫 感謝は、愛の「入口」であり、愛の「循環」を回す力

愛が“流すこと”だとしたら、
感謝は“受け取ること”です。

感謝とは、単なる感情ではなく、
「ありがたさを認識する行為」です。

「ありがたい」とは、
文字通り「有ることが難しいほど貴重」という意味。

つまり感謝とは、
当たり前に見える出来事の中に、
“奇跡のような有難さ”を発見する行為なのです。

その瞬間、
私たちは自分の環境や人生を、
少しだけ“好きになれる”。

なぜなら、有難さを認識することで、
見えていなかった有難い愛の形が見えてくるから。
感謝は、「自分の世界をもう一度好きになる」ための入口なのです。

「私は、ずっと恵まれていた」
「私のまわりには、愛があった」

感謝とは、宇宙からの沢山の恩恵を思い出すこと。
有難さが分かることで、
自分がずっと宇宙から「よくしてもらっている」か、すなわち、“好かれて”“愛されて”生きてきたことを、
魂の奥で思い出しているのです。

つまり――
感謝とは、愛の循環を回復させるエンジン
感謝が生まれたとき、あなたの内側で“愛が戻ってくる”のです。


寝る前、今日一日の中で
「少しだけうまくいったこと」「誰かに助けられたこと」「ほっとした瞬間」
を、3行だけ書いてみましょう。

たとえ今日はつらい一日だったとしても、
書くことが浮かばなければ、
そっとこう書いてみてください。

「今日は少し苦しかったけれど、それでも立派に生きている私にありがとう」
「ちゃんと一日を終えようとしている自分を誇りに思う」

それも立派な感謝の言葉です。
“感謝”とは、状況の評価ではなく、存在の受け入れだからです。


ノートを閉じる時、
深呼吸をひとつして、
「今日の私、ありがとう」と静かに心でつぶやいてください。

その瞬間、あなたの中の“愛の回路”が少し整い、
明日を迎える準備ができます。

夜の感謝ノートは、
一日の終わりに自分と愛を再接続する儀式
それを続けるほどに、
あなたの中の“愛の流れ”は、確実に太くなっていきます。


🌸習慣④|「嫌いな自分」にも、ひとしずく

一日の終わりに、少し落ち込んだり、後悔したことを思い出したら、
その自分にこう言ってあげてください。

「それでも、君のことはけっこう好きだよ」

そう言いながら、暖かい気持ちを自分に流してみましょう

完璧でなくてもいい。
“愛を流す”とは、感情を整えることだけではなく、
すでにある「愛を止めない」という決意のことでもあります。

好きになれない部分も、愛の流れに包まれた瞬間から、
ゆっくりと癒され、変化を始めやすくなります。


🌞習慣⑤|“愛の呼吸”で一日を締めくくる

眠る前、ベッドの上で3回だけ深呼吸を。

  1.  吸う息で「愛を受け取る」「優しさを自分の呼吸の中に流して感じる」

  2.  吐く息で「愛を流す」「安心を自分の呼吸の中に流して感じる」

  3.  最後に、「この一日をありがとう」と心の中でつぶやく

それだけで、あなたの中のエネルギーは静かに整い、
“愛の流れ”が一日の終わりを包み込んでくれます。


☀️ まとめ

  •  表面の好きでも構わない

  •  難しく考えない。

  •  ただ好きを流せばいいだけ。

  •  愛を流すとは、自分を愛の循環に戻すこと。

  •  小さな優しさを“動作”にしていけば、好きはたまっていく。

  •  完璧な愛ではなく、「愛の流れを自分で止めない」こと。


🌺シリーズを通してのメッセージ

「愛を流す哲学」は、
“自分を変える”ための方法ではなく、
“自分と再びつながる”ための道です。

あなたがどんな状態にあっても、
愛はすでに流れています。
ただ、その流れに気づき、
少しだけ“閉じない”と選ぶこと。

それだけで、
あなたの人生は静かに光を取り戻していきます。

私の考えの基本は、とてもシンプルです。

自分に「好き」を流せば、その「好き」を自分は感じることができる。

それは、他人からもらう愛ではなく、
自分の中から自分に“流す”愛だからです。

好きになれない自分でもいい。
欠点があっても、できないことがあっても、
「それでも、今の自分に“好き”を流す」。

その瞬間、その“好き”の波動が自分の内側に流れ込み、
自分自身がその温度を体験することになる。

つまり、
「好き」を送ることと、「好き」を感じることは、
実は同じひとつの動きの両側なんです。

愛とは、与えることと受け取ることが同時に起こる“流れ”
自分に愛を流したとき、その愛を感じるのは――自分自身。