夫婦関係と愛のかたち  人生に没頭している事

<夫婦関係と愛のかたち>

~ 人生に没頭しているという事

 

よく言われている「理想の夫婦間の関係」というと、

お互いがお互いを、いつまでも好きで常に仲が良い関係の事。

これは、個別の二人の人間がいて、その間の愛があり。。。というものだが、

愛の形は、ここで終わらない。

まだまだそこから深まっていく。

 

相手も愛であり、自分も愛であり、

愛でないはずの、自分の「嫌い」も愛であり、

自分を嫌っている人も同じく愛であり、

雨も、しずくも、愛であり。。。

車の音も、小学生の歌声も愛である。。。。

というのが、本当の愛。

 

そういう本当の愛がほしいのに、

普通の愛がほしいと思っているところに、迷いが潜ん(ひそん)でいる。

普通の愛だけ追及して、本当に体験したい愛を追求していると、誤解しているのだから。

普通の愛とは、相手がいて、自分がいて、その二人が愛で結ばれているという、愛の形の事。

そこにいる限り、どこまで行っても、本当に味わってみたい愛や幸せに手は永遠に届かない。

 

でもこの点に気が付けるのは、実はものすごい大変な事。

気が付けるのは、かなり意識が、進んでいる証拠でもある。

なぜならば、自分の人生に没頭して、人生を熱演して、それこそが普通である世の中に住んでいるからだ。

毎日毎日、普通の夫婦愛や、普段の仲良しを、追い求め、あこがれて、

自分の毎日の役割に熱演し、毎日の自分の責任やポジションに没頭して、

それで当たり前なのが今の社会。

自分の「熱演」や「没頭」を見直せる機会は、珍しいので、

気が付けるようになるまでが、実に大変な大変な道のり。