自分の自己肯定感に振り回されない方法 自己肯定感の全体像1 

自分の自己肯定感に振り回されない方法  自己肯定感の全体像1  自己肯定感とはただのドラマである

~ 自己肯定感に振り回されない方法とは 

~ 自己肯定感は常に不安定で信頼できない生き物である 

~ 自己肯定感のアウフヘーベン : 自己肯定感と言うドラマを賢く生きる

 

自分への肯定感は、常に上下する。

自分が「好き」かどうか、自分の事をどれぐらい「受け入れられる」かは、常に変化する。

 

だから、自分のその時その時の自己肯定感の状態を分かっておくことが大切である。

 

例えば、今の自分は自己肯定感が低い時なので ⇒ 「こんな小さい失敗でも、こんなに動揺してしまうのだ」と

気づけるようになるので  ⇒ しつこく自分を責めたり、必要以上に落ち込むことを防げるようになる

ということ。

 

自分に対してだけではなく、どんなことについても、肯定感や「好き・嫌い」は、常に上下する

 

大好きだった映画も、時間が経てば、好きでなくなり、洋服や音楽の好みもどんどん変わる。

 

自分の大好物の食べ物だって、全然食べたくない日さえもある。

 

自分の理想とする人物や、自分の思い描く理想的なライフスタイルも変化する。

 

結婚前あんなに大好きだった相手も、時間がたてば、いずれは全然違う人間として、自分の前に立ち現れるようになる。

 

好きがあるから、嫌いもある。

肯定もあるから、否定もある。その間の行ったり来たりが人生だ

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人間の心はコロコロ変わる

この様に、何かについての肯定感、好き・嫌いは変化して当然

だって人間の心は、コロコロ変わっちゃうものだから。

 

自分勝手で気まぐれなものが、人間の心。

だから、その「気まぐれさ」をよくよくわきまえる事も重要だ。

 

 

距離を置く事も大切

自己肯定感を上げようとしても、自己肯定感そのものが不安定なのだから、

自己肯定感には、いつまでも付き合ってはいられない

 

自分の心は、自分を好きにばかりになってはくれない

 

それが自己肯定感の仕組み・構造というもの。

 

もし自己肯定感が高い人でも全く同じこと。ただの程度の差でしかないのだから、そのドラマには所詮つきあいきれない。

 

さらに、自分についての肯定感だけではなく、どんなことについても肯定感は不安定で、頼りにはならない

と、この様に、自己肯定感を突き放すことも大切なのである。

 

自己肯定感の上下に気が付くことだけが、大切ではないのではない。

 

それも勿論大切だけど、それにプラスして、

毎日自分が経験する「自己肯定感」自体が、

「不安定で信頼できない生き物である」と、達観した全体像も大切になるという事。

 

自己肯定感を育てよう!

そして突き放すだけではなく、

自己肯定感そのものが、さらに安定し成長した自己肯定感になるよう「アウフヘーベン」し成長ていく必要がある。

 

毎日の「自己肯定感」の底には、もっと深いもっと安定した自己肯定感が存在する。

 

「自己」(自分)や「肯定」というものは、何層にもなって存在している。

しかし普段は、一番表面の「自分」やそれに紐づいた「肯定」を生きてしまっている。

 

自己肯定感は深まっていくにつれて、

「好き・嫌い」、「良い・悪い」、「上・下」という様な区別自体がなくなっていく仕組み。

 

やがて、常に肯定されている、「永遠の肯定」のスペースに近くなっていく。(絶対無)

 

そういうスペースに、段々とアクセスし、着地していくと、

この「超自己肯定感」みたいなものに、だんだんと普段の自分が癒されていく

 

この自己肯定感のアウフヘーベンの為には、日頃の自分への好き・嫌いからは、すこしづつ距離を取って生活してみよう。

 

自分の心という、気まぐれの存在に、どっぷり浸らないように

また、自己肯定感と言う、ドラマを楽しめるように。

 

「今日はこういうドラマを生きている。」という具合に、

自己肯定感のドラマを、許してあげられるように。

 

普段の心の動きから、徐々に卒業できるように。

様々な「好きや嫌い」から、色々な「肯定感・否定感」から自由になるように。

 

今のあなたは、自分を許せない?

⇒ いや「自分って」そんなもの。許せなかったりするんだよ。

と、自己肯定感の不安定も許してあげよう

 

昔の失敗を責めて自分が好きになれない?:

⇒ そんな自分がいて当然。人間だもの。

と、普段の不安定でちっぽけな自己肯定感を癒してあげる

 

今日は自分の事が好きになれない? そういう人生ドラマは、ドラマとして、眺めてしまおう。

と、自己肯定・自己否定のループから、すこしづつ離れてみよう

 

嫌な自分、弱い自分ばかり目が行ってしまう? そんな人生のドラマの暗がりをどう楽しむか考えてみよう。

と、自己肯定感という「人生のドラマ」への接し方を、すこし変えてみよう

人生のドラマは出演者としてだけ出演するのではなく、台本を書く側としても参加してみよう。