クラッシックの名曲で夜の瞑想2

<クラッシックの名曲で夜の瞑想2>

前回にも書きましたが、世の中で普通に言われる「瞑想音楽」って、

だいだいのイメージが決まっていますよね。

ゆっくりで、落ち着いた感じのもので、変化があまりなく、安定した、平和な感じのものです。

勿論、これも素晴らしいんですが、そうでなくても、実際は十分瞑想できるんですよね。

 

実際に、リズムがある程度早くて、激しい音楽でも、上手く没入出来たりするわけです。

身近な例で言えば、ビートの強いダンス系の音楽で踊ると、変性意識になることはよく知られたところです。

そして、イスラムのスーフィズムなどでは、「スーフィー教徒にとって旋回は、神と交信するための、いわば動く瞑想(めいそう)だ。催眠的な祈りのリズムに合わせ、トランス状態になるまで体を回す。」と、

この記事(動画:くるくる回るイスラム神秘主義の舞 伝統守るシリアの一家

https://www.afpbb.com/articles/-/3347046)には、説明してありましたが、

 


この様に、現在の瞑想音楽と比較すると、驚くほどリズムのある音楽に合わせて、動く(踊る)瞑想も行われています。

1時間もこのようにグルグルと回り続けることができるそうです。

 

僕の個人的な経験では、ヨガの「キルタン(Kirtan)」という、みんなで音楽を歌いながら瞑想するというようなイベントに、

カナダなどで参加したことがあるのですが、

これなんかも、音楽としてはリズムが時にかなり激しかったりして、

いわゆる瞑想音楽とは、全然違うものの、

瞑想状態には、とても入りやすいものでした。

(キルタンの説明: https://en.wikipedia.org/wiki/Kirtan )

 

意識の状態を非日常的な状態にし、非日常的な体験を、瞑想の定義の一つとするならば、

瞑想音楽の定義も、また広がるというものですね。