本当の自分を思い出す旅へ:スピリチュアルカウンセリングについて
🕊 自分は何を求めているんだろう。。。
― 意識の“枠”を開くサポート ―
私たちは、毎日を忙しく生きています。
人に迷惑をかけないように、期待に応えられるように、
「ちゃんとした自分」でいようと頑張りながら。
けれど、ふとした瞬間に心の奥で小さな声が聞こえます。
――「私は、本当は何を求めているんだろう?」
その問いに答えられないまま、時間はどんどん過ぎて行く。。。。。
成果や役割に追われ、心の声を置き去りにして生きている人が
今、とても多いのです。
1. 意識の“枠”を開くサポート
僕のセッションで大切にしているのは、
カウンセリングでも、コーチングでも、癒しでもない、
“意識の再教育”のような時間です。
社会の長い教育と訓練の中で閉じてしまった「感じる力」を、
もう一度取り戻していくためのサポート。
だからこそ、時間がかかることもあります。
それは自然なことです。
長い間閉じていた意識の深い部分は、
すぐに開くものではありません。
無理に押し開ければ、混乱したり、
新しい感覚や新しい世界に適応するのに時間がかかることもある。
けれども、ほんの一部でも心で味わえたなら、
それだけで、人生の見え方は少しずつ変わり始めます。
日々のストレスから解放されたときの、喜びと安心感。
のびのびとした、自由な広がり。
すべてが心地よい。
長く続いた悲しみや思考の渦から抜け出した瞬間に感じる、
その時の世界の優しさと心地よさ。
「みんなの理解者」として、やさしく建設的な自分として存在しているとき、
世界の見え方は一変します。
周囲の人たちを「大好き」と自然に思える――
そんな多幸感に包まれる瞬間。
「自分はもとより、みんなを大好きだったんだ」
と気づく、そんな瞬間。
「あ~ 生まれて来てよかったな。」 自然と言葉が出て来る。
あなたの内側に、
「こんなにも穏やかで優しい世界が、すでに自分の周囲にもあったのか」
――そんな気づきが訪れることを願って、僕はセッションをしています。
意識は階段のように、少しずつ開いていきます。
焦らず、比べず、自分のペースで歩むこと。
それが、心の深い部分をひらいていく、
ほんとうの変化の道です。
2. 成果を追う社会の中で
私たちが生きる社会は、
「どれだけ成果を出せたか」「どれだけ頑張れたか」で評価される世界です。
親切心や思いやりよりも、数字やスピードが重視されます。
倫理よりも効率。
心よりも結果。
その中で、人は少しずつ「自分の声」を見失っていきます。
アメリカでは、弁護士の3分の1がうつ状態やアルコール依存傾向にあるとされます。
日本でも状況は深刻です。
厚生労働省の調査によれば、仕事による強いストレスを感じている人の割合は全労働者の約6割にのぼります。
さらに、医療人材サービス会社「エムステージ」が実施した調査では、
日本の医師の42%が「燃え尽き症候群になったことがある」と回答しています。
「結果」を追うことが当然とされる社会の中で、
人は静けさを失い、
そして多くの人が、
「自分は本当は何を求めているのか」さえ分からないまま、
忙しさの中で心を置き忘れてしまう。
3. 教育がつくる「3次元絶対主義」
子どもの頃から私たちは、
「目に見えるものだけが現実だ」と教えられてきました。
成績、点数、数字、スピード、結果。
そんな価値観の中では、
「五感の外にあるもの」や「普段の意識の外側に存在するもの」を
いつの間にか置き忘れてしまいました。
現代社会や科学は、この三次元の世界の外側を、3次元の中の基準や道具だけで理解しようとしています。
それはまるで、
海の中から出ないまま、海の外の世界を体験しようとするようなものです。
海の外の世界のことは、海の中の基準では理解できません。
たとえば――
海の中では、ボールを投げようとしても、思うように飛ばせない。
水の抵抗があるからです。
陸の上なら、走ったり、飛び跳ねたりできる。
でも海の中では、泳ぐことしかできません。
私たちは、海の中にいる魚のように、
自分のいる「水」という環境そのものを疑うことがありません。
けれど、その“水の外”に出て初めて、
まったく違う世界が広がっていることに気づくのです。
五感の外側を、五感の内側の道具で決めつける――
つまり、三次元的思考でそれ以外の次元を裁断し否定してしまう。
そこに、現代文明の根本的なジレンマがあります。
そしてその矛盾こそが、
多くの人が抱える「説明のつかない孤独」や「満たされない感覚」の源です。
なぜなら、人間はもともと、多次元的な存在だからです。
4.哲学とスピリチュアルの接点で見えてきたもの
哲学を学びながら、僕は気づきました。
西田幾多郎もソクラテスも、
「真理は思考の外にある」
「肉体を離れ、魂の状態にならなければ本質は見えない」
と語っています。
つまり、本来の哲学は“意識を拡張するための実践”だったのです。
しかし現代では、哲学もスピリチュアルも「頭で考えるもの」に縮小されてしまった。
深い意識で感じる体験的な知が、論文や理屈の中に閉じ込められてしまいました。
5.“本当の自分”は、日常の向こうにいる
私たちが「自分」と呼ぶものは、
社会の中で形づくられた“役割としての自分”です。
けれどその奥には、
何にも縛られず、ただ存在している巨大な意識としての自分がいます。
その存在を感じ始めると、
「私は私のままで大丈夫だ」という深い安心が生まれます。
6.愛は、広がる意識そのもの
僕が体験した“宇宙意識”とは、
すべてを包み込み、
善悪や勝ち負けを超えて存在する「愛」のこと。
愛とは感情ではなく、広がる意識そのものです。
宇宙という存在が、愛なのです。
存在するということが、すでに愛なのです。
この愛の次元に触れると、
人は自然と優しくなり、判断よりも理解を選ぶようになる。
僕はその変化をサポートするために、
スピリチュアルコーチングを続けています。
7.おわりに
本当の自分は、今の自分とはまったく違う姿をしています。
もっと深く、もっと大きい。
それを思い出すことが、
この時代を生きる私たちにとって、
いちばん大切な“学び”だと思うのです。
3次元の教育で眠ってしまった意識を、
もう一度ひらいていく。
その小さな目覚めの時間を、
一人でも多くの人と共有できたら――
それが、僕の願いです。


