雑念が消えない時の瞑想方法 雑念対策まとめ1
<雑念が消えない時の瞑想方法 雑念対策まとめ1>
今回の内容は、今まで書いた雑念についての記事のまとめの記事です。
「瞑想のやり方」と言えば、普通は姿勢の事や、他には呼吸の方法や、瞑想時間の事などが多いと思います。
例えば、どういう姿勢で瞑想するのか、朝に瞑想すべきか、毎日何分瞑想するべきか。。。などです。
そういう情報は、かなりネットなどで広まっています。
しかしこれから説明するように、
本当は、「雑念に対してのハウツー」が「瞑想のやり方」の重要な一部であるべきなのに、
今の瞑想業界ではこの点は、現状はかなり貧弱で、ノウハウが不足しています。
雑念対策はとても大切
道を歩いている人に、「今ここで瞑想してください」と言われても、普通はなかなかできません。
それは多くの場合は、雑念だらけで、瞑想にならないからです。
雑念のハウツー(雑念対策)が十分でないまま、ただ瞑想しようとしても、そこには無理があると思います。
たとえ瞑想を始めても、雑念が原因で、瞑想が上手できないで困っている人は沢山います。
だから、もっと「雑念についてのハウツー」を、多くの人が身につける必要があると思うのです。
この点を、もう少し真剣に現瞑想業界は考えてもいいのではと思います。
雑念をただ「観察しましょう」で、はじめからそのまま瞑想できる人は、例外か、もともと向いている人、
もしくは次の段階に進んでいる人であって、全体から見ると一部の少数派ではないでしょうか。
あなたは雑念を「ただ観察」できますか??
現在よく言われるのは、雑念はそのまま「ただ観察しましょう」というアドバイスが一般的です。
「まるで雲が通り過ぎるかの様に」雑念を「ただ観察しましょう」、「雑念はそのままにしておきましょう」とよく言われます。
しかし、「ただ観察」できるほど、雑念は甘くない。。。。
観察どころか、すぐに雑念の洪水に、おぼれてしまう。。。。
はじめからそんな簡単に、淡々と観察出来るわけがありません。
呼吸に集中しましょう??
観察の他には、雑念が出てきたら「呼吸に集中しましょう」「体の一部に集中しましょう」と、よく言われますが、
ただ「呼吸などに集中しましょう」と言われても、雑念が多すぎて、集中する事自体が、無理すぎる。。。という
僕自身長い間、雑念で苦労した経験があります。
20年以上も瞑想している僕から言わせれば、ただ雑念を観察したり集中する方法だけでは、ぜんぜん通用しない。
そんな体験を無数にしてきました。
観察する・集中するだけでは簡単に雑念がおさまらないので ⇒ 多くの人が困っていて、途中でやめてしまう。。。
これが多くの人の実情だと思います。
ですから、理想論ではなく、現実的な方法を提示する必要があります。
無理に「瞑想」しない
では、雑念だらけの時にはどうするか?
瞑想どころではない時には ⇒ 無理に瞑想しない
これは大きなポイントなんではないかなと、個人的には思っています。
なぜならば、雑念がおさまらないのに、そのまま無理に瞑想しても、
ストレスになるだけで、苦手意識が強まってしまうからです。
呼吸で遊ぶ・雑念で遊ぶ
瞑想ではなく、下で説明するように、代わりに雑念や呼吸であそぶ方法がおすすめです。
上手く出来ないのに無理に瞑想しては、マイナスな体験が積み重なり、逆効果になってしまいます。
「瞑想」という言葉ににこだわらない
次に大切なポイントは、世の中で言われている「瞑想」の形や定義に、こだわらない。
そんな柔軟な姿勢が、大切だと思います。
*「瞑想」をしようとすると ⇒ 「瞑想」が上手く行くか、「瞑想」ができているかが、焦点になる
頑張って瞑想しようとしても、雑念が強すぎる時には、
⇒ 「瞑想」をしようとするので ⇒ ある定義においての「瞑想」をできていない事に焦り ⇒ ストレスで余計に瞑想できません。
そうすれば当然、瞑想が嫌いになるという、マイナスのループに陥ります。
無限のマイナスループに陥る
そうすると、「自分は何でこんなに瞑想ができないのか。。。」とか、
「いつまでたっても、自分は瞑想できない」という焦りや、自責の念にさいなまれます。
逆に「今日は瞑想はしない」、もしくはこれは「いわゆる瞑想でなくても構わない」。
または「瞑想ができていなくても全然OK」という心構えが役に立つでしょう。
ですから、雑念が止まらない時のコツの一つは、 瞑想するときに、あえて「瞑想しようと」は思わない事です。
本当の瞑想とは何か??
世の中に瞑想がもっと広がる為にも、あえて瞑想の形や定義には、厳格にならない方向性も、もう少し大切にされても良いのではと思います。
そもそも、「瞑想」と言う時、その定義は、本当はとても難しいのです。
究極的には、今この時も、全ての全てが、瞑想していいます。
実際は、太平洋も富士山もあなたも、今も深い深い瞑想の中にいます。
その上、全てが瞑想そのものです。この宇宙に、瞑想以外は、存在しません。
その「瞑想」状態は、愛そのもの、慈しみや幸せそのものです。
そもそもが、「瞑想」とは、言葉で定義できる範囲をはるかに超えています。
その構造上、宇宙で一番定義できないものが瞑想です。
自分の中での瞑想の定義を考える
はじめから瞑想なんて、定義不可能なのですから、それなら「自分にとっての瞑想」で良いと割り切るのもありだと思います。
* 普段より深い心身状態になっていくこと
* 愛や幸せや平和のエネルギーに満たされていくこと
* 人間の深い本質的な部分につながる事
などを目安に、自分に合った方法や考え方で「自分の瞑想」をすることが大切です。
瞑想の前に軽く運動する
瞑想の前に簡単に運動するのも、かなりおすすめです。
雑念対策として、瞑想の前に、軽く運動してみて下さい。
すこし息が、はぁ~はぁ~するぐらいの肺呼吸運動してみると、雑念はずっと弱まります。
たったこれだけで、かなり違います。
又瞑想の前にお風呂やシャワーに入る事も、又シャワーを浴びながらの瞑想もおすすめします。
運動と瞑想やシャワーを、セットで考えるのもいいかもしれないです。
基本の基本は、呼吸のスピードを下げる事
雑念対策の一番の基本は、呼吸のスピードをできる限り、強制的に下げてしまう事です。
実際に呼吸をしていない状態になれば、思考するがとても難しいことが、すぐに分かります。
全く不可能ではないですが、でも、かなり難しいです。だからその状態で、「雑念だらけ」になる事は、まずありえません。
呼吸をしていない状態 = 思考はほとんどできない= 雑念がどんどん沸くことはありえない
又火の呼吸のように、呼吸が逆に激しく早い時にも、雑念は弱まります。
要するに、呼吸を意図的に操作することが効果的なのです。
現在の瞑想業界では、雑念だけではなく、呼吸に関しても、「そのままにしておきましょう」と言われます。
しかしこの様に、呼吸を調整・コントロールしてあげる事は、雑念対策としてはかなり大切かと思います。
呼吸の質にこだわる
呼吸のペースだけではなく、「呼吸の質」もとても大切です。
呼吸の質を調整することで、雑念が弱まります。
雑念だらけの時 = 呼吸の質が荒れている ということです。
瞑想の為には、呼吸がゆるんでいると瞑想しやすくなります。
ある意味瞑想とは、究極の let go (手放し)です。
呼吸がゆるいんでいると、様々な日頃の出来事や、自分の思考を、手放していけるようになります。
雑念をウエルカム・大歓迎する
雑念が止まらない時、他には何ができるでしょうか? まずは雑念を大歓迎してください。
⇒ 雑念が出てくるたびに、どんどん歓迎していくと、雑念の勢いもまた、どんどん弱まります
⇒ これを丁寧にやるのがこつです。 雑念が出てくるたびに、見逃さない様に、大歓迎します。
心に浮かんでくる雑念は、無理に押しつぶそうとしても、なかなかなくなりません。
いや、逆に雑念が多くなることさえあるものです。
ですから「雑念は大好き!」という具合に、積極的に大歓迎してみてください。
少しだけの歓迎ではなく、なるべく「大歓迎」をしてみましょう!
(雑念が消える瞑想法 ウエルカム瞑想法: https://buddhaflow.net/2021/09/16/wellcome1/)
雑念や呼吸で遊ぼう!!
次にできる事は、雑念が強すぎる時には、普段の瞑想の形から離れ、まずは呼吸や雑念で遊んでみましょう。
雑念で遊ぶと、いつの間にか、雑念はある程度は、静まっていきます。
遊んでいるうちにいつの間にか、雑念に対してのノウハウが蓄積されてくるはずです。
ですから瞑想上達の方法として、呼吸で遊び、雑念でただ遊んでみてください。 気軽にできるのでおすすめです。
* 脳内マッサージ: 自分の脳の中を自分でマッサージする瞑想法です: https://buddhaflow.net/2021/11/05/nounaimasaji/
⇒ 呼吸で脳の中を押したり、引っ張ったり、マッサージしていきましょう。
* 雑念バレーボール瞑想: 雑念でバレーボール https://buddhaflow.net/2021/10/27/zatunenbarebol/
⇒ 雑念をどんどんボールにして詰めて、遊びます。難しいことは考えません。ただ子供の様に遊ぶだけ~
⇒ 雑念の塊を、ボールに詰め、バレーボールのように上に上げてみましょう。
* 雑念で渦巻を作る: 渦巻を作って楽しく遊ぶ : https://buddhaflow.net/2021/11/11/zatunennuzumaki/
⇒ 想像力を使って、自分の前の方へ、どんどんと呼吸が伸びていくように、呼吸します。
⇒ その雑念の線を、ジグザグにしたり、渦巻にしたりして、遊んでいきます。
* 自分の雑念から、自分の事を見直す: https://buddhaflow.net/2021/11/19/zatunennkarabennkyou/
⇒ 自分の現在の状態について、雑念は、何を語っているでしょうか?
⇒ 雑念からでなくても構いません、人間関係について、今何を感じますか?
* 音で遊ぶ、ハミング瞑想: https://buddhaflow.net/2021/11/15/hmuninngmeditationplay/
⇒ 蜂の羽音のようなハミングの心地よい振動 が伝わる音を自分で選んでください。
⇒「あ~~~~」とか 「や~~~~」など、好きな音を選んでみましょう。
完全に雑念がなくなる必要はありません。
なくならなくても、邪魔にならない程度に、勢いを弱まればいいのです。
たとえ狭い意味での「瞑想」ができない時にも、雑念で遊ぶことは、出来るかもしれません。
雑念で遊ぶことによって、いつの間にか、雑念はある程度、静まっていきます。
瞑想の代わりにお祈りの時間
では、これまでの色々な方法が、全部上手く行かない場合は、どうするか?
他にできる事は、瞑想はさっぱりあきらめて、「お祈りの時間」にすることです。
お祈りは、自分の波動が安定し、高くなるので、雑念が弱まる効果もあるので、ちなみに、瞑想の前にお祈りするのもおすすめです。
集中力も身につくので、続けていけば、やがて瞑想にも役に立ちます。
個人的には、瞑想中に、お祈りするのが大好きです。
お祈りとは言っても、神様に何かを「頼む」というより、僕の場合は強く「願う」(例えば人々の幸せを願う)、
もしくは、高いエネルギーを降ろす(チャネリング)、すでに存在しているそのエネルギーを「強くする」という方が正確ですが。
そもそも、「瞑想」と「お祈り」の差は、かなり微妙なところも多々あります。
やり方、考え方によって、そんなに違いはない場合もありえます。
今はちょっとした、瞑想のブームですが、波動が高くなる方法としては、瞑想だけではなく、お祈りも十分効果があります。
(そういう意味ではお祈りもブームになる可能性を秘めていると思います。)
そして、お祈りではなくても、瞑想ではなく「感謝するだけ」でも同じような効果があります。
雑念が強すぎて、瞑想どころではない時は、瞑想はあきらめて、感謝の時間にしてみましょう。
クラッシック音楽で瞑想してみよう! 音楽を変える
他にできる事としては、いつもと違うジャンルの音楽で、瞑想してみましょう。
音楽を変えるだけでも、場合によってはかなり雑念が弱まるかもしれません。
クラッシック音楽でも十分瞑想できます。
僕のチャンネルでも時々、クラッシック音楽の瞑想音楽をアップしています:
クラッシック音楽で瞑想しよう!: https://www.youtube.com/watch?v=s9IxAlepHq8&list=PLjA-yNxhbIT8Z_caNjalA2h6JnSbYolI6
ボサノヴァで瞑想しよう!: https://www.youtube.com/watch?v=vjcG9Zc8iV8&list=PLjA-yNxhbIT-57WdryeRVId-rek7uKwro
トランスミュージックで瞑想しよう!: https://buddhaflow.net/2021/10/26/meisouzatunenn1/
好きな瞑想音楽を探しながら、瞑想のジャーニーを楽しむ
自分の好きな瞑想音楽を、色々と探しならが気軽に瞑想するのも楽しいものです。
僕の場合、これはほとんど、長年の趣味の様なものになっています。
ユーチューブなどで、好きな音楽があったら、ブックマークして、あとで使えるようにコレクションを作っていくのも楽しいですよ!
おすすめのYouTubeの瞑想音楽チャンネルは、沢山ありすぎますが。。。
Music for Body and Spirit : https://www.youtube.com/c/Musicforbodyandspirit/videos
Meditative Mind : https://www.youtube.com/c/TheMeditativeMind/videos
yogaのキルタン音楽もすばらしいです。
クリシュナダース : 純粋な深い信仰心に、心打たれます!: https://www.youtube.com/watch?v=uZyc-Desboc
2・3分の短い瞑想だけを、しばらく続けてみる
瞑想への苦手意識を克服するには、長く瞑想しないで、短い瞑想を毎日つづけるのも良いと思います。
瞑想に限らずどんな事でも、短い方が集中しやすいものです。
僕のチャンネルでも1~3分程度の短い瞑想音楽を定期的にアップしています:
数分間だけの瞑想音楽 : https://www.youtube.com/watch?v=QScXgC6llsM&list=PLjA-yNxhbIT8NuzQw6VP85eEtajpzunIF
瞑想時間を変えてみる
僕の場合は、昔は朝起きたら、そのまますぐ瞑想していました。
起きたばかりだと、雑念が弱く、瞑想しやすかったからです。
やがて、朝より夜の方が瞑想しやすくなりました。 その様に、瞑想の時間を工夫するのも良いです。
今は、日中もしょっちゅう瞑想しています。
ある程度瞑想できるようになると、一日のいつでも楽しめます。
朝の瞑想時間を大切にする
初心者の場合は、やはり朝に瞑想し、その時間を大切にしてほしいです。
やはり毎朝やる習慣をつけると、瞑想が続けやすくなると思います。
朝にすると、満足感や達成感・充実感で満たされます。
そういうちょっとしたモーチベーションを、大切にしていきたいものです。
瞑想する場所をいくつか用意する
瞑想の場所が、雑念にも影響する時もあるはずです。
そして、朝瞑想したい場所と、夜瞑想したい場所は違うかもしれません。
夏快適に瞑想できる場所と、冬に快適に瞑想できる場所も違って当然化です。
瞑想する場所も、色々と工夫してみたいものです。
自力で瞑想しない
自分の力で、それも「力ずく」で、瞑想しようとしていませんか?
力が入りすぎない様に瞑想する、そして自分を捨てて瞑想するのが、基本線です。
あくまで自分の自力で瞑想しようとすると、雑念が強く出る事もあります。
逆に「任せる」・「自分を捨てる意識」で瞑想してみましょう。
そして、人によっては、瞑想を「する」ではなく ⇒ 瞑想状態に「なる」
もしくは、瞑想状態に自然に「なる」ことを、だたただ「待つ」事を、強調する人もいます。
ですから、「任せる・待つ」という意識で、瞑想してみましょう。
姿勢をドンドン変えてみる
雑念だらけの時に、瞑想中の姿勢は、あまり気にすることはないです。
姿勢をきちんとして座ったからといって、雑念が弱まることは、ほとんど期待できないからです。
もし姿勢を整えることで、雑念が十分に収まってくれるなら、そんな楽な事はありませんよね。。。。
雑念だらけの時には、姿勢どころの話ではなくなります。
むしろ、雑念がやまない時には、積極的に姿勢を途中で色々と変えて行くと、雑念対策になるかもしれません。
姿勢を変えるまでしなくても、代わりに指を動かす、足の位置を変えるのでも良いですよね。
姿勢はその次の段階で
瞑想の姿勢については、様々なノウハウが、すでに世の中に広まっています。
しかし、姿勢の話の前に、まず雑念の洪水に飲み込まれないようにしないと、瞑想どころではなくなってしまいます。
「めいそう」の「め」の字もできない人に、姿勢を厳しく指導されても、苦手意識が刺激されるだけです。
雑念に対応できない状態で、姿勢を整えるより、逆にまずは雑念に対してのノウハウを、自分の中で蓄積していきましょう。
普段の生きる姿勢がとても大切
その場ですぐできる雑念対策だけではなく、普段からの生きる姿勢や価値観がとても大切です。
例えば、生きとし生けるもの幸せを祈ること。
こういう様な事が、一番の雑念対策かもしれません。
もしくは、自我を捨てるように日頃から心がけて生活する事。
そういう毎日の姿勢が、とても大切です。
自分中心の生き方だと ⇒ 思考が活発で瞑想すると雑念が出やすい
逆に、自分を離れた状態 ⇒ 雑念が出にくくなっていく ということです。
全てが愛で出来ている
普段の姿勢という事で言うと、全ての全てが愛で出来ている事実を、かみしめること。
これは結構大切です。 雑念対策の枠を超えて、生きる指針として、根本的な事です。
全ての全てが、うれしさと幸せのエネルギーで出来ている事を、出来る限り噛みしめて毎日生きる。
そんな生き方で、毎日を過ごしていきたいものです。
他にもできる事は沢山ありますが、(例えば、瞑想前に気になることを紙に書き出す )
今回は今までの雑念対策の記事のまとめとして、すこし整理するつもりで書いてみました。
何かのお役にたてると、うれしいです。 村田